2010年12月03日
憚りながら
経済ヤクザとして知られた、元後藤組・組長の後藤忠政
(得度名:忠叡)氏の自叙伝&日本への提言を最初で最後ということで、本に纏められたものです

先々代は静岡県富士宮市を代表する実業家で、富士川発電(東京
電力に吸収合併)や駿豆(すんず)鉄道<伊豆箱根鉄道の前身>などの創設に携わった方で、当時の日本を代表するアジア主義者で、
玄洋社総帥の頭山満や後藤新平とも親交が厚かったそうです
父親の代に家が逼塞して、親兄弟に居直ってからの人生は、極道
一筋で、山口組直参まで昇り詰めたものの、外部要因的には、オウム真理教の地下鉄サリン事件をきっかけとした組織犯罪処罰法がヤクザ業界にも適用され、どんどん締め付けが厳しくなり、そこに暴対法に使用者責任が加わったこと、またご自身の誕生日コンペ&パーティーに大御所演歌歌手が出席していたことが引き金となって
山口組の除籍処分を受け入れて引退。
風の会を主宰していた右翼の野村秋介(後に朝日新聞社で〝虱の会〟騒動に抗議の上、拳銃で自決)氏とも懇意にされていて、思想的にも先々代の流れを汲む方のようで、さすがに一本筋の通った方だと思いました
表紙の得度名を見た時に、天台宗で得度されたことは容易に想像がつきましたが、案の定、本山では彼の得度を認めず、神奈川県の
無常山浄発願寺(むじょうざんじょうはつがんじ)のご住職が自身の身を盾に、念書を入れて、得度に至ったそうです。
私も後藤氏と同じ天台宗の「一隅を照らす」という最澄の教えを信じているので、後藤氏が、発心されて得度されることについて、誰も本山の僧侶がそれを認めなかったというのは、おかしいと思います。
その教えを信じる人には、誰にでも、その権利があるはずだし、衆生を救うことが仏の道だとするなら、彼の主張はもっともです。
本山は、組織として、厄介事を抱えることを怖れたのかもしれない
けれど、逆に、浄発願寺のご住職は肚の座った方で、信念を持って
仏の道に生きていらっしゃる方だなぁと
私も是非、一度お会いして、そのお寺で手を合わせてみたいと
思いました。
後藤氏は、得度前にアメリカで生体肝移植をされ、現在は在家の僧侶として、またボランティアや冤罪とされている袴田事件の映画を企画
されたり、多方面でご活躍されています。
この本の印税も高齢者福祉・児童福祉のために全額寄付されるそうです。カッコいい生きザマですよね。
彼の趣旨に共鳴し、読んで貰いたい方にはお配りして、読んで戴いています
自分の恥部も含めて、全て晒け出し、過去を振り返りつつ、今の日本に問題提起出来るなんて、政治家の回想録を読むより、はるかに
勉強になりました
人間として生きていくために必要なエッセンスが、一杯詰まって
います。
刑務所で拘束衣を着せられ、後手錠に足にも錠を掛けられた状態で、刑務所のど真ん中に放置された時に、出された食事を犬食いする
のが「プライドが許さなかったので、食べなかった」という件が非常に印象的でした。
後藤氏は、何事からも逃げない強い精神力と強烈なプライドが
あったから、昇り詰めることが出来たのでしょう。
本来、家が逼塞していなければ、今頃は表の世界でも実業家として
成功されていたと思います。
(得度名:忠叡)氏の自叙伝&日本への提言を最初で最後ということで、本に纏められたものです


先々代は静岡県富士宮市を代表する実業家で、富士川発電(東京
電力に吸収合併)や駿豆(すんず)鉄道<伊豆箱根鉄道の前身>などの創設に携わった方で、当時の日本を代表するアジア主義者で、
玄洋社総帥の頭山満や後藤新平とも親交が厚かったそうです

父親の代に家が逼塞して、親兄弟に居直ってからの人生は、極道
一筋で、山口組直参まで昇り詰めたものの、外部要因的には、オウム真理教の地下鉄サリン事件をきっかけとした組織犯罪処罰法がヤクザ業界にも適用され、どんどん締め付けが厳しくなり、そこに暴対法に使用者責任が加わったこと、またご自身の誕生日コンペ&パーティーに大御所演歌歌手が出席していたことが引き金となって
山口組の除籍処分を受け入れて引退。
風の会を主宰していた右翼の野村秋介(後に朝日新聞社で〝虱の会〟騒動に抗議の上、拳銃で自決)氏とも懇意にされていて、思想的にも先々代の流れを汲む方のようで、さすがに一本筋の通った方だと思いました

表紙の得度名を見た時に、天台宗で得度されたことは容易に想像がつきましたが、案の定、本山では彼の得度を認めず、神奈川県の
無常山浄発願寺(むじょうざんじょうはつがんじ)のご住職が自身の身を盾に、念書を入れて、得度に至ったそうです。
私も後藤氏と同じ天台宗の「一隅を照らす」という最澄の教えを信じているので、後藤氏が、発心されて得度されることについて、誰も本山の僧侶がそれを認めなかったというのは、おかしいと思います。
その教えを信じる人には、誰にでも、その権利があるはずだし、衆生を救うことが仏の道だとするなら、彼の主張はもっともです。
本山は、組織として、厄介事を抱えることを怖れたのかもしれない
けれど、逆に、浄発願寺のご住職は肚の座った方で、信念を持って
仏の道に生きていらっしゃる方だなぁと

私も是非、一度お会いして、そのお寺で手を合わせてみたいと
思いました。
後藤氏は、得度前にアメリカで生体肝移植をされ、現在は在家の僧侶として、またボランティアや冤罪とされている袴田事件の映画を企画
されたり、多方面でご活躍されています。
この本の印税も高齢者福祉・児童福祉のために全額寄付されるそうです。カッコいい生きザマですよね。
彼の趣旨に共鳴し、読んで貰いたい方にはお配りして、読んで戴いています

自分の恥部も含めて、全て晒け出し、過去を振り返りつつ、今の日本に問題提起出来るなんて、政治家の回想録を読むより、はるかに
勉強になりました

人間として生きていくために必要なエッセンスが、一杯詰まって
います。
刑務所で拘束衣を着せられ、後手錠に足にも錠を掛けられた状態で、刑務所のど真ん中に放置された時に、出された食事を犬食いする
のが「プライドが許さなかったので、食べなかった」という件が非常に印象的でした。
後藤氏は、何事からも逃げない強い精神力と強烈なプライドが
あったから、昇り詰めることが出来たのでしょう。
本来、家が逼塞していなければ、今頃は表の世界でも実業家として
成功されていたと思います。
Posted by reina at 03:23│Comments(0)
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