2009年11月04日
石綿による健康被害 救済の方向性を模索
本日付、毎日新聞朝刊に、大島秀利編集委員による
記者の目:補償制度から見放された〝石綿関連業周縁の人〟が
掲載されました
石綿(アスベスト)は静かな時限爆弾と言われ、高度経済成長期、安価で、耐火性や耐熱性、電気絶縁性に優れ、様々な用途に使われてきた結果、空中に飛散した石綿繊維を吸い込み、20~40年後に
中皮種や肺がんを発症する問題が表面化してきました
今までは、直接、石綿を扱う工場や倉庫で作業をしていた方が労災を求めて裁判をされる記事などが多かったのですが、この記事は、直接石綿を扱っていらっしゃった方ではなく、例えば、近くに住まいが
あったとか、家族が従事していて、現場に行ったりと、労災としては
現行法では認められない方々の問題を提起したものです。
この石綿被害の立証や補償の方向性が固まってくると、
化学物質過敏症の発症者も追随出来る可能性があります。
たとえば、シロアリ駆除の仕事に携わっていらっしゃった方が、
作業着を持ち帰り、その洗濯をしていたお家の方が化学物質過敏症を発症されたり、隣接する工場からの排出物で発症された方々も、
同様の補償や被害の認定を求めることが出来るのではないかと
大島記者の高い取材能力と、問題提起の視点、鋭い考察はいつも
ながら、感心しきりです
彼は、毎日新聞の至宝ですね
記者の目:補償制度から見放された〝石綿関連業周縁の人〟が
掲載されました

石綿(アスベスト)は静かな時限爆弾と言われ、高度経済成長期、安価で、耐火性や耐熱性、電気絶縁性に優れ、様々な用途に使われてきた結果、空中に飛散した石綿繊維を吸い込み、20~40年後に
中皮種や肺がんを発症する問題が表面化してきました

今までは、直接、石綿を扱う工場や倉庫で作業をしていた方が労災を求めて裁判をされる記事などが多かったのですが、この記事は、直接石綿を扱っていらっしゃった方ではなく、例えば、近くに住まいが
あったとか、家族が従事していて、現場に行ったりと、労災としては
現行法では認められない方々の問題を提起したものです。
この石綿被害の立証や補償の方向性が固まってくると、
化学物質過敏症の発症者も追随出来る可能性があります。
たとえば、シロアリ駆除の仕事に携わっていらっしゃった方が、
作業着を持ち帰り、その洗濯をしていたお家の方が化学物質過敏症を発症されたり、隣接する工場からの排出物で発症された方々も、
同様の補償や被害の認定を求めることが出来るのではないかと

大島記者の高い取材能力と、問題提起の視点、鋭い考察はいつも
ながら、感心しきりです


Posted by reina at 23:37│Comments(0)
│化学物質過敏症
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