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reina
化学物質過敏症を発症し、気がついたらEcoな生活をしています。
Ecoな生活って、何事もシンプルが一番。
モノを持ち過ぎない、洗剤も何種類も使わない、本当に
安全で良質なモノ・コトだけをチョイスして、生き方すべてに
ゴチャゴチャを持ち込まない!そんな生活を提案していきたいと思っています。
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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2009年11月05日

儒教と負け犬

負け犬の遠吠えで一世を風靡した酒井順子女史による、〝負け犬考〟続編です。

儒教と負け犬  講談社 ¥1,470 


彼女が、30代以上、独身女性を負け犬と称したのが、2003年。
すでに、6年が経過し、世の中にもかなり浸透しているのか、自虐的に、「私、負け犬だし・・・」というような使い方をする該当年齢の女性が増えてきましたアセアセ

因みに私も、その負け犬でございます。
かといって、あまりそれを不幸だとは思ってはおりませんキョロキョロ

人には向き不向きがありますから、結婚生活を維持出来る人が
すればいいとは思うものの、そういう考えが浸透してきた結果が、今日の晩婚化・少子化問題です。

酒井女史は、伝統的家族観が強い国、いわゆる男尊女卑が強い国ほど、このふたつが進んでいることに着目し、それは、儒教的価値観が浸透している国と想定して、韓国のソウル・中国の上海で、負け犬と勝ち犬(30代既婚子供ありの女性)たちと、それぞれの結婚観や、
異性観、ライフスタイル等をグループインタビューとアンケート調査を元に、この本を書き上げました。

日本では、負け犬と称していますが、韓国では余女、中国では
老処女とこちらもまた過激な呼称を頂戴しているようです叫び

儒教的な思想の浸透具合は、これも仏教と一緒で、その思想が
生まれた国よりも、それが伝播していくうちに、より深く追究して、
さらに厳しいものになっていたり、その国の殿方事情によっても、
適当にアレンジされていることがわかりました。

中国の纏足も、中国人女性の本来持っている強さを矯正するための手段だったのかなぁとも思います。
纏足は、小さな足を作るために、布で足を巻き込んで、変形させて、
歩行を困難にして、女性を家に留まらせることも目的の一つだったようですタラーッ

最近、増えている草食系男子が積極的に婚活しているかというと?な部分もありますが、一方で、ヤンキー気質の早熟カップルは、男のコもやんちゃなようですから、男子が全て草食化しているとも思え
ませんちっ、ちっ、ちっ

私達世代は、親の背中を見てきているせいか、やはり男性を立てて、一歩下がってついて行きたいのでありますが、哀しいかな、ついて
いきたいだけの殿方が、なかなかいないのです泣き

そうこうしているうちに、何でも一人で片付けようとスキルを身に付けて、ますます、殿方をあてにしなくなる。
いっそのこと、負け犬道を極めようかと思う今日この頃でございます。

女史の考察と、幅広い知識に裏付けられた軽快な文章に心躍らせ
ながら、楽しく一気に読み上げることが出来ましたニコニコ
  


Posted by reina at 19:40Comments(0)最近読んだ本