2008年07月19日
アナゴの鮮度を鼻で嗅いで確かめる?
またまた一冊、読み終えたので、ここで本のご紹介を。
〝中国食品工場の秘密〟青沼陽一郎著 小学館

前作の〝食料植民地ニッポン〟も読みました。彼の文体は、非常に小気味よく、論点をついたレポートが秀逸です。経歴を見ると、テレビ番組の制作からジャーナリストに転向されたそうで、わかりやすさと、読者を厭きさせない工夫が随所に見られます。
毒入りギョウザ事件で、「中国製の食品は危険」という認識が
マスコミ各社を通じて拡がりましたが、それ以前にも何度か冷凍
ホウレンソウの農薬残留量が基準値オーバーなど、いろんな問題が
ありましたよね?最近では、中国産ウナギの偽装問題も大きく報じられたところです。
国産回帰とはいえ、コストを考えると、そうも言ってられない中食や、外食産業をはじめ、今では中国の安価な労働力と現地法人と日本企業出資の最新鋭の食品加工工場の存在なくしては我々の食は、成り
立たない状況です。
食料自給率39%のわが国は、アメリカ(21.9%)そして中国
(17.0%)からの輸入が止まれば、完全に兵糧攻めに遭います。
最新鋭の食品工場で行われている、女工哀史(男性も少なからず
いらっしゃいますが)
〝骨なし魚〟(当初は医療食として導入;サンマの骨を抜き、形を
整え、接着剤でくっつける)やエビのフリッターに数粒まぶす、ゴマの選別(ゴマに変色などの不良品が混じっているだけでクレームをする日本人がいるのが原因)をひたすら一日中ピンセットで摘み続ける・・・
中でも、私が度肝を抜かれたのは、アナゴの匂い嗅ぎ
アナゴを捌いて中骨を取り除いた後、完全防備姿ながらマスクをあごの下にずらした女性陣が向かい合わせで淡々と匂いを嗅ぎ、鮮度を確かめるセクションがありました。
私も知らなかったのですが、アナゴは見た目では腐りがわからない
ので、鼻で確認するとのこと
内陸部から出稼ぎに来た平均年齢23歳のお嬢さんたちにこのような単調作業を委ね、その上にわがままな要求をする日本人は、最近、
ロシアやヨーロッパの新興国に買い負けすることも多くなってきたそうです
ここでも、ジャパン・パッシング(Japan Passing)が起こりつつあります。自分が口にするものに関心を持ち、感謝をしないと本当にこの国には飢えがきます。この飽食を考えるいい機会になりました
〝中国食品工場の秘密〟青沼陽一郎著 小学館

前作の〝食料植民地ニッポン〟も読みました。彼の文体は、非常に小気味よく、論点をついたレポートが秀逸です。経歴を見ると、テレビ番組の制作からジャーナリストに転向されたそうで、わかりやすさと、読者を厭きさせない工夫が随所に見られます。
毒入りギョウザ事件で、「中国製の食品は危険」という認識が
マスコミ各社を通じて拡がりましたが、それ以前にも何度か冷凍
ホウレンソウの農薬残留量が基準値オーバーなど、いろんな問題が
ありましたよね?最近では、中国産ウナギの偽装問題も大きく報じられたところです。
国産回帰とはいえ、コストを考えると、そうも言ってられない中食や、外食産業をはじめ、今では中国の安価な労働力と現地法人と日本企業出資の最新鋭の食品加工工場の存在なくしては我々の食は、成り
立たない状況です。
食料自給率39%のわが国は、アメリカ(21.9%)そして中国
(17.0%)からの輸入が止まれば、完全に兵糧攻めに遭います。
最新鋭の食品工場で行われている、女工哀史(男性も少なからず
いらっしゃいますが)

〝骨なし魚〟(当初は医療食として導入;サンマの骨を抜き、形を
整え、接着剤でくっつける)やエビのフリッターに数粒まぶす、ゴマの選別(ゴマに変色などの不良品が混じっているだけでクレームをする日本人がいるのが原因)をひたすら一日中ピンセットで摘み続ける・・・
中でも、私が度肝を抜かれたのは、アナゴの匂い嗅ぎ

アナゴを捌いて中骨を取り除いた後、完全防備姿ながらマスクをあごの下にずらした女性陣が向かい合わせで淡々と匂いを嗅ぎ、鮮度を確かめるセクションがありました。
私も知らなかったのですが、アナゴは見た目では腐りがわからない
ので、鼻で確認するとのこと

内陸部から出稼ぎに来た平均年齢23歳のお嬢さんたちにこのような単調作業を委ね、その上にわがままな要求をする日本人は、最近、
ロシアやヨーロッパの新興国に買い負けすることも多くなってきたそうです

ここでも、ジャパン・パッシング(Japan Passing)が起こりつつあります。自分が口にするものに関心を持ち、感謝をしないと本当にこの国には飢えがきます。この飽食を考えるいい機会になりました

Posted by reina at
00:32
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